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私が嫌いな私なんて〇したっていいじゃないか

第25章 静かなる戦いの時間



そういうと茅野さんは目をぱちくりしながら驚いていた

「なんか…早稲田さんって中学生なのに業界の大人って感じ…」

『あはは、考え方を変えないと生きていけない世界ですから。私は「しょうがないよね」で片づけるのが嫌いなんで』

「へ~」















「さて…問題は水着だが…」

と、険しい顔をして水着コーナーに仁王立ちする私達

『流石に沖縄の海でスク旧だとダサいですよね…』


我らはクラスでも指折りのバストのなさ←
イリーナ先生のような露出の高い奴も憧れなくはないけど自分が空しくなるだけだ

『と、取りあえずビキニは無しで!(汗』
「う、うんうん(汗」

お互いに変な笑顔を見せながら見合った

『にしても何が似合うのか…』

「こ、これだけあるんだもん!似合うの一つぐらいあるでしょ!」

そう言って片っ端から見ていく茅野さん
『まあ…今はその方法しかないか…』
















「見つからん…」
『というか何が似合う色なのか柄なのかも一切分からん…』


20分かけて探して結果これだ
「ははは…やっぱ合うものがない定めなのかな…」

か、茅野さんが自虐モードに入ってきている!!
『そんなこと言わないでくださいよ!それ言ったら私もそうじゃないですか!!
ほら、次の店でリベンジしましょう!』

そう言って茅野さんを引っ張り上げようとした時、店員さんに声をかけられた。

「何かお探しですか?」

『え、あ、あの、バストがない私達でも似合う水着ってありますか?』

「そうですか…少々お待ちください」












付いていくとある一角の水着コーナーに来た
「胸部ラインがないなら腹部で攻めるのがいいですよ」
「腹部?」

「ええ、ぶっちゃけると多いんですよ。へそフェチの方」
店員さんに耳打ちされて反応する

「他にも、ヒップや背中、太ももなど、今の水着は見せ方は胸部だけじゃないんですよー」

『なるほど…』

私達も生きやすい社会になったなあ…

『渚さん…おへそ好きでしょうか…』
「ちょ…!早稲田さん、この場で言うと物騒だからやめて…///」
『あ、すみません…///』

二人で赤くなってちじこまっていると店員さんにクスクスと笑われた
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