第25章 静かなる戦いの時間
『分かっていないのは貴方の方ですよ。HPの更新もまともにしない会社とインフルエンサー、影響力があるのはどちらか分かりますよね?大きくはならずとも、世間の非難の目からは避けられないでしょうね』
「…理解できない。何故君はここまで…」
『だからさっき言ったじゃないですか。
ここに居たいんですよ。その覚悟で、事務所捨ててまでここに私は立っているんです。
それに私、元々Mineだってこと公開するつもりは今はありませんから。無理矢理明かすのも嫌ですし』
理事長は暫く顔も崩さずに沈黙、そして…
「はぁ…
クラスデータの改変などいくらでもできる。好きにしなさい」
それを言うとゆっくり本校舎に戻って行った
『はあ…何とか追っ払えた…ん?』
校舎の方を見てみるとみんなが顔だけ出してこっそり様子を見に来ていた。私が親指を立てると、みんなの表情がパッと変わった
「さて皆さん、素晴らしい成績でした。5教科プラス総合点の6つ中、皆さんが取れたトップは3つです。
早速暗殺の方を始めましょうか。トップの3人はどうぞ3本ご自由に」
フラッグの立った触手を上げる先生の顔は例の縞柄だ。これで触手取るのは何か癪だなぁ…
その手を止めたのは彼だった。
「おい待てよタコ。5教科のトップは3人じゃねーぞ」
「? 3人ですよ寺坂君。国・英・社・理・数全て合わせて…」
「はァ? アホ抜かせ。
5教科っつったら国・英・社・理…あと家だろ」
教卓の上に4枚の答案用紙を広げる寺坂さん。それに加えて吉田さん、村松さん、狭間さん、全員が99点だ!
「ちょ、待って!! 家庭科のテストなんて『ついで』でしょ!! こんなの『だけ』何本気で100点取ってるんです君達は!!」
「だーれもどの5教科とは言ってねーよな」
「クックック、クラス全員でやりゃ良かった、この作戦」
ある意味頭いい…
先生も焦り気味で反論する。
千葉さんが赤羽さんに指を差し、「言ったれカルマ」と言うと…
「………ついでとか家庭科さんに失礼じゃね、殺せんせー? 5教科の中じゃ最強と言われる家庭科さんにさ」
それをトリガーにみんなも口々に参戦
「そーだよ先生約束守れよ!!」
「一番重要な家庭科さんで4人がトップ!! 合計触手7本!!」
唐突の七本コールに先生はベル〇らの顔