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私が嫌いな私なんて〇したっていいじゃないか

第25章 静かなる戦いの時間


夏も本番、学校ではそろそろ夏休みという前に私達は大きな戦いを残している


「ヌルフフフ、皆さん1学期の間に基礎がガッチリ出来てきました。この分なら期末の成績はジャンプアップが期待できます」



と、何故か青空教室で授業をする私達と、恒例のマンツーマン分身をする先生。

普通に暑い!



「殺せんせー、また今回も全員50位以内を目標にするの?」

「いいえ、先生あの時は総合点ばかり気にしていました。生徒それぞれに合うような目標を立てるべきです」


個別目標ってこと?

「そこで今回は…この暗殺教室にピッタリの目標を設定しました!」



と、言って歯に「LUCKYCHANCE」と書かれた札を張る。その演出海外の漫画でしかみないなぁ…


「だ、大丈夫!! 寺坂君にもチャンスがある目標ですから!!」

振り向けばNARUTOの先生が寺坂さんを肩をもみながらあやす。本人は迷惑そうだけど…


「さて、前にシロさんが言った通り、先生は触手を失うと動きが落ちます。
1本減っても影響は出ます」

と自分の触手を銃でぶち抜く先生。よく見て見ると…


「ごらんなさい、全ての分身が維持しきれず、子供の分身が混ざってしまった」


先生の分身は全部で七体、その内、三体が小さいサイズにになっている。動きが鈍くなると分身って小さくなるものなの…?(汗


「さらに1本減らすと

ごらんなさい、子供分身がさらに増え…親分身が家計のやりくりに苦しんでます」

「なんか切ない話になってきたぞ」


どこからかちゃぶ台を出してきて先生お得意の即興劇が勝手に始まった

「もう1本減らすと、父親分身が蒸発しました。母親分身は女手ひとつで子を養わなくてはいけません」

「「「「重いわ!!」」」」



と、まあ、みんなに突っ込まれて劇は打ち切り

「色々と試してみた結果、触手1本につき先生が失う運動能力は…ざっと20%!」


分身を終えた先生の後ろには撃ち抜かれた触手が無造作に落ちていた。撃ち落とせば…殺せる確率は格段に上がる…



「…そこでテストについて本題です。
前回は総合点で評価しましたが…今回は皆さんの最も得意な教科も評価に入れます。

教科ごとに学年1位を取った者には、触手を1本破壊する権利をあげましょう」



刹那、みんなの背中に激動が奔る


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