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私が嫌いな私なんて〇したっていいじゃないか

第24章 襲来の時間




『私が何ですって?』

「「「「!?」」」」
自分の落とし前は自分でつけますから。



「なんだ、生きてたか」

『ええ、みんなのおかげでね』


つまらなそうに言うシロに対抗する

「あの教師なら、自分の生徒が死んだと聞けば今後の隙が大幅にできると思ったんだが」
『…あんたのそういう所、吐き気がするわ。人を物としか見ていない、弱みに付け込む、やることがマッドサイエンティストね』
「ふふ…私に”死にたい”と媚びてきた君がそれを言う、か…」
『ええ、だから私のはもういい、水に流してあげる。


だけどこれ以上私のクラスメイトに同じ手を使うのは許さない。




その堀部さんだって貴方にとってはただのモルモットなんでしょ?ああ、それとも動ける兵隊のライオンってところかしら?』






その時、一瞬だけ堀部さんが目を見開いたのを私は見逃さなかった

『個人的には私は貴方をずっと許さないけどね。私の手で…』

「君に期待などしていない。それは触手があった時も、ないときも同じさ」




そういうと、シロは堀部さんと共に去っていった




『はあ…』



私はため息をついても沈黙は続いたままだったので流石に焦った

『え?喋っていいですよ?』



「あーなんかその…大変だったな…」

前原さんが気まずそうに言う

『あの間、ずっと隠れていたんです。でもあいつが余計なこと言い出して先生が癇癪起こしそうでしたから…これは私の仕事です』

「ねえ、俺あそこに居ろって言ったよね?」

『い、いたたた…く、首折れる…』

頭をガッと掴んでにこやかに言うのは勿論赤羽さん

『仕方ないじゃないですか…心配でしたし…』


「あれでもまだまだ奥の手はありましたけどねぇ」

「可愛くねー…」


先生の顔色もいつもの調子に戻っている。少しだけほっとした

『だから…先生、怒るのもほどほどにしてください。それを先生はするのは…なんか変な気がします。復讐の役は私だけでいいです』

「……そうですか…早稲田さんがそういうのなら…
ですが、行動するのは辞めておきなさい。貴方の年齢でそれを起こすのは負担が大きすぎる。


復讐には…復讐しか生まれませんから」


先生が含み気に諭す。分からないけど…同じことを、先生も体験したんだろうな…
深掘りできない私は『はい』とだけ答えた
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