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私が嫌いな私なんて〇したっていいじゃないか

第24章 襲来の時間


「昨日君がキレた事ならご心配なく!! もう皆気にしてませんよね? ね?」

「…う、うん…汁まみれになっていく寺坂の顔の方が気になる」

「昨日1日が考えましたが、やはり本人と話すべきです。悩みがあるなら後で聞かせてもらえませんか?」



その言葉に反応したのか、目を見開く彼。先生のネクタイで顔を拭いてから言いつけた


「おいタコ。そろそろ本気でブッ殺してやンよ。
放課後プールへ来い。弱点なんだってな、水が。

てめーらも全員手伝え!! 俺がこいつを水ン中に叩き落としてやッからよ!!」



本気?それは一体どこまで?
私は正直彼の事も本気でことに挑む人には見ていない


「…寺坂、おまえずっと皆の暗殺には協力して来なかったよな。
それをいきなりおまえの都合で命令されて…皆が皆ハイやりますって言うと思うか?」

前原さんが今までの鬱憤も含めた言い方をする

「ケッ、別にいいぜ来なくても。そん時ゃ俺が賞金百億独り占めだ」



吐き捨てると教室を出て行った



「…なんなんだよあいつ…」

「もう正直ついてけねーわ」
と言うのは吉田さんと村松さん。見たところ流されて不良をやったって感じだ。最初は楽しかったようだがこの教室で変わったようだ



「私行かなーい」
「同じく」
「俺も今回はパスかな」


そんなみんなの呆れた雰囲気に終止符を打ったのは先生だった

「皆行きましょうよぉ」

「うわ!? 粘液に固められて逃げられねぇ!!」

先生の出した鼻水?が固体化して足にスライムのようにまとわりつく。汚い!!

「せっかく寺坂君が私を殺る気になったんです。皆で一緒に暗殺して気持ち良く仲直りです」

「まずあんたが気持ち悪い!!」
これではどうしようもないと思ったのかみんなは仕方なくいくことにしたらしい











「その言い方だと自分は、ってことになるね」

そして何故だか知らないが赤羽さんは私の心の声を読んだような言い方をした。
私は教室に残ると決めたのだ。残った二人で話をする

『エスパーか何かですか?』

「どっちかっていうと道芸師かな」

『悪魔のね』

「なんでいかないの?」

『行ったら行ったで彼から”賞金に目がくらんだか”とかなんとか言われそうですもん。それに私まだ体力が回復してないので力になれることはないかと』

「ははは、それは言えてる」
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