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私が嫌いな私なんて〇したっていいじゃないか

第23章 水遊びは波乱の時間


「決まっています、彼女が自力で泳げるようにすればいい。
1人で背負わず先生に任せなさい。このタコが魚も真っ青のマッハスイミングを教えてあげます」

水着に早着替えをしてやる気満々の先生
そうだ、うちの教師はこんな人だ。私は陰で笑った


「そもそも…泳げるのかな?」

「さあ渚君、茅野さん、あと早稲田さんも!リハーサルを今日から行いますよ! 片岡さんは練習を!! 私は監督をやりますので、皆さん頑張りましょう!!」

『え”?本気で!?

てか”あと”って!!(怒』















『うえ…マジでやるんですか…これで?///』
私は(というか三人は)何故か魚の衣装に着替えられた。

「カモフラージュです」

『いや、気づくでしょこれ。
うう…もおやだぁ…///』

「大丈夫、可愛いから」
「大丈夫、大丈夫」

『その笑顔やめて下さいよ!!』

「ほら、来ましたよ!」






くっ、こうなったら意地でもやるしかない!片岡さんのためらなば!
ええいままよ!





「…どこここ…?」


キャッキャと水かけをして遊んでいる私達を見て心菜さんは寝ぼけながら呟く


「目覚めたみたいだね」

そんな心菜さんに話しかける人が一人…

「えーと、こ、ここは魚の国!! さぁ私達と一緒に泳ごうよ!」

勿論片岡さんだ

「…あんためぐめぐに似てない?」
「…違うし。めぐめぐとか知らないし…魚魚だし」
「何その居酒屋みたいな名前!?」

赤くなりながらも頑張って声を出す片岡さん。うん、気持ちは分かる

「僕の名前は魚太」
「私の名前は魚子だよ」
「魚子は魚なのに浮き輪なの!?」

『え、えと…私の名前はタコクラゲのクララ。あんまり五月蠅いと毒針刺しちゃうぞ♡』
「こいつ怖っ!!」

言うな。勿論先生の考案だ。「名前にタコってあるわりには普通にクラゲなんですよね。でも憎めない奴です」とも言ってた。知るか!!

「そして私が魚キング。川を海を自在に跳ねる水世界最強のタコです」
「タコかよ!!」

「素晴らしい連続ツッコミ。良い準備運動になってますね」



すると先生…魚キングは心菜さんを早着替えさせる

「入念なストレッチ、早着替え」
「ん゛ぅ!!」

パチィンと水着のゴムが肌に戻り、痛そうな音がする

「そして入水!!」
「ぎゃあ!!」

そして突き落とす
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