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私が嫌いな私なんて〇したっていいじゃないか

第19章 モザイクの時間



「修学旅行の時に傷を見た時…何かあるって思ってました。

けど、その時は私達に何かできるのかと見て見ぬふりをしていました…


でも、私達”にしか”できないこともある!そう殺せんせーが教えてくれた気がします!」

奥田さんも眼鏡の奥に凛々しい瞳を浮かべて言う



「ま、どの道、放っておけないよ。

ひつじちゃんはウチのクラスでめえめえ言ってる方が似合ってるし」

「わ、私だってまだプリン一緒に食べる約束、果たしてないんだから!」








「結局考えてることはみんな同じか…



よし、じゃあいっちょみんなで押しかけるか!早稲田さんを連れ戻しに!」


「「「「おう!!」」」」




















「これまた驚きましたねぇ…大半の人がここに来るとは…」

「早稲田さんの影響力舐めてもらっちゃ困るぜ、殺せんせー」


青いスタイリッシュな体育着、武器として使えるか分からないが、ナイフ、銃、手榴弾など持てる一式を全て持った僕らは昇降口前に整列した


「私達も同行させて下さい殺せんせー!」

「いいでしょう、片岡さん。では向かうとしますかね」





















「せんせー、一つ気になったんだけどさ」

「にゅ?」

目的の場所へ向かう途中、前原君がみんなが調べた情報を話す

「一応俺たち、その招待状の住所インターネットで調べてみたんだけど、場所が表示されなかったんだ。多分、公式的に示せるスポットじゃないんだと思う。


んで、気になって律に詳しく調べてもらったんだけど」



はい!とスマホの中で元気な声を上げる律。服装がみんなに合わせて体育着仕様になってる


「その場所はどうやらホテルの廃墟のようです。随分前に倒産して、建物だけが残っているんです。もう人は誰も来ないようですが、今後取り壊しが行われるかどうかも…」


「なるほど、人は寄り付かない。暗殺には打って付けの場所な訳ですねぇ」

「え!?殺しに来るってこと!?」

「まさか!だって生徒一人じゃ殺せんせーを殺すなんて無理だよ!」

「早稲田さんは殺し屋じゃないんだからさ」






















「確かにそれは無理です。殺しに来る相手が早稲田さんであれば…の話ですがね」



「「「「…!」」」」
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