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【KP】夢小説

第4章 【片想いの小さな恋】






「海人くんってさ、彼女つくんないの??」

「急になに笑 やめてくれる?
オレ、大事な時期なんだわ。笑

それに、あれじゃん。
うちの高校禁止じゃん。」

「真面目かよ笑 でもいつデビューできるかも
正直わかんないし、遊んだもん勝ちなとこない?

青春棒に振って、結局デビューもできなかった
ってなったらそれこそ散々だし笑 じゃない?」

「うるさいなぁ笑 絶対デビューしてやるから!笑
……あ、麻生来た。早く席戻りなー。」


こんなふうにバカ話ばっかりしてくる優斗は
今年転入してきた事務所も苗字も同じ友だち。


友だちだけど、ライバルっていうか…。


昔からの友だちとはやっぱり違うけど、
一緒に居て楽しいと思えるからやっぱ友だちかな笑


人見知りなのか
オレより後輩ってことも手伝ってか、
転入してきた頃はもっとおとなしかったような…


でも、慣れてきたらすごい喋るし、
いまはクラスのムードメーカーって感じ。


「ホームルーム、始めるよ! 席に着いてー!」


そう促しながら教室に入ってきた麻生先生は
数学の女教師で、テキパキとした人。
で、一言で言えば美人。


まぁ…、オレのタイプじゃないけど。


入学したときから女性の数学教師ってだけで
もの珍しくて、生徒たちの注目の的だった
麻生先生。


見掛け倒しかな。なんて下馬評をよそに、
授業が始まって更に評判が立つ先生だった。


麻生先生の授業は寝てる暇はないくらい
充実していて、授業時間があっという間に感じるから
生徒からの人気も高い。


休み時間の先生の周りは本当に質問したいのか、
ただ喋りたいだけなのかわからない生徒で
いつも賑わっている。


まぁ…
オレはその輪に加わったことはないけどね。


「ホームルームは以上です! あ、そうそう!
今日からテスト前職員室立ち入り禁止期間です。

質問がある場合は
各教科研究室の方に行くように!」

「せんせーーい! 質問、いまいいですか??」

「すぐ済むやつならね!」

「先生って彼氏いるんですかー??笑」


……優斗のやつ、
またバカなコト言ってる…。


そんなこと答えるわけ…




「あたり前じゃない笑」




……答えちゃうんだ。




てか、、、




いるんだ…。。。






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