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【KP】夢小説

第3章 【生活(仮)】






「お疲れ様! いつもありがとう!」


って背中で隠してた花束をキミに渡すと、


「うわぁ…キレイ!! 
疲れ吹っ飛んじゃった~! ありがとう!」


莉菜は思っとったより喜んでくれて。


キミの一日がいい日になっとったらええなって
思っとったけど、いっか。違くても。


一日の終わりにオレがいい日にしたったら…
それでええやん!笑


……って結構待っとるんやけど
ただいまのキスも忘れて花束ばっかり見よるから
いいんか、悪いんか…苦笑


「日常に花束贈られたらこんな気持ちになるんだね。
ちょっと、照れちゃうけど…、
すっごい嬉しい!!ありがとう…!」


って莉菜が背伸びをしてオレの頬にキスをした。


……やっぱ、ええな。笑


なんてブレブレのオレは
これからも一生、ずっと一緒に…なんて
今はまだ、素直に言えんから。


それまではありったけの想いをこめて
花束を贈らせてもらうことにするわ。


莉菜を抱き抱えようとして
バランスを崩したオレたちは
玄関先で座り込んだまま抱き合って笑う。


「……莉菜。あの美容師から聞いたんやけど…
お前、不安やったん?」

「……え?笑」

「オレがカッコよくて優しいからって…。」

「それ……自分で言う?笑」

「言う。」


なんて、貴方がいつになく真剣な顔をして
長いまつ毛に縁取られた目で
私をみつめながら続ける。


「莉菜?
自分の気持ち、オレにはごまかさんとって。

オレ、莉菜がそんな気持ちでおったなんて
全然知らんくて…それ聞いて初めは嬉しかったけど、

他人からそんな大切な気持ち聞かされて
ちょっと、悲しかって。

オレの気持ち…わかってくれる?」

「……そうだよね。ごめんね…。
私の方が年上なのに
そんなこと言うの恥ずかしくって。

ちょっとだけ、遠慮してたのかな。
ごめんなさい。」

「そんな、かっこつけんでええから。
これからはもっと、オレに甘えてほしい。

オレは…どんな莉菜でも受け止めるから。
オレの前ではありのままでおって…?」

「……ありがと。」


オレの胸に顔を埋めて
時折、肩を震わせるキミ。




僕はずっと、キミもきっと、


お互いがお互いの
一番の味方でおろな。






🖤Fin🖤



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