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【KP】夢小説

第2章 【幸せがよく似合うひと】






「うっそ、……ヤバい…
めっちゃ、嬉しい…!!」


って天を仰ぎながら
両手で顔を覆ってる神くん。


「え……じゃあこれって…、
付き合ってくれる…ってことで大丈夫??」

「……うん、こんな私でよければ
よろしくお願いします。」

「違う違う違う!!
麻生さんがいいの!!」


って両手を私に向けて広げてきて。


「……え?」

「来て! 来て!笑」


って戸惑う私を小声で呼びながら
にこにこして待ってる神くん。


私がおずおずと近づくと
神くんは優しく私を抱きしめてくれて。


「改めて……よろしくね?」

「……こちらこそ、よろしくお願いします。」


ってなんとも言えない気恥ずかしさに
2人で目を合わせて笑う。


「麻生さん気にしてたからさ…。帰りも
待ち合わせた場所から別々に帰った方がいいかな?
でも、心配だな…って思ってたんだけど。

もう別々に帰らなくてもいいよね?
このまま一緒に帰っても……いい?」

「……うん。神くんは…」


そう言いかけた私の唇に彼が人さし指を当てる。


「神くんじゃなくて…下の名前で。
勇太って…呼んで?」

「えっ……勇太…? は、ごめん!
ちょっとハードル高すぎて無理、かも…!笑
ゆうくん…とかは?」

「ふふっ。かわいい! うん、いいよ。
麻生さんが呼びやすい呼び方で。

…ていうか、俺も…
莉菜ちゃんって、呼んでいい? 」

「う、うん…。」

「じゃあ…莉菜ちゃん、一緒に帰ろっか!」


抱きしめていた腕を緩めて
私に向かって手を差し伸べるカレ。


「……うん!」


キミが俺の手をとって、
2人、同じ方向に歩きだす。




愛しいキミがいつも笑っていられるように
キミのためなら僕の全てをあげるよ。


キミが悲しいときこそ寄り添って。
いつでもそばにいてキミを支えるから。


本当の正しさだとか優しさだとか。
そんな難しいものはわからないけど、


キミが欲しい正しさや優しさを
キミには惜しみなくあげるから。




だから、ずっと、
2人で一緒にいよう。


ときにはケンカもするだろうけど、
ありのままを見せ合って。


幸せがよく似合う2人でいよう。




きっと、できるよ。
キミと一緒なら…。







🩵Fin🩵



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