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キミヲ、サライタイ。

第2章 2


いつのまにか川島の髪は、またグシャグシャにかき回されていた。

乱れるお嬢様に感応するように、川島の陶酔と興奮も高まるばかりで、低く喘ぎながら貪りつづけた。

「可愛い……んん、お嬢……様!すごい…溢れて…んッ、ああ…やらしい」

唇でマッサージするように圧をかけながら舐める。
充分すぎるほど熱くほぐれてきたところで、舌を膣(なか)に滑りこませた。

「あぁん!や……ッあ、あぁ」

ひときわ高い嬌声が降ってきた。

腰を抱え直し、思い切り舌を伸ばし顔をうずめる。
角度を変えながらディープキスするように舌でねぶる。

洪水状態になっているところに埋めた川島の顔は、すでに愛液でベトベトになっていた。

「んん…っ、ん…!」

「あん、あっ、ぁあ」

頭を振りながら舌を縦横無尽に動かすと、たまらないのか川島の髪を乱すお嬢様の手も暴れた。

お互いに限りなくケモノに近づいているようだった。

さすがに舌が痺れてきたので一旦引き抜き、唇の愛撫に切り替えた。

「はぁ、はぁ……っ」

「お嬢様、入り口も気持ちいい?なかと外どちらが……ああ、一番可愛いところを忘れていましたね」

川島は指でそっと広げて、充血してふくらんでいる蕾(つぼみ)をペロッと舐めた。

「ぁあッ…はぁ、あ」

「ここもすごく可愛い…ん、ん…すきだ」

唇に挟んで頭を左右にゆるく振ると、嬌声とともに腰が大きくビクンと跳ね、そのあと小刻みに痙攣した。

「あ…、ぁあ……」

「ふふ。少し愛しただけなのに、もうイッてしまわれたのですか?」

顔を上げると、どこか責めるような切なさを帯びた視線と眼が合った。

目尻が朱に染まり少し涙で潤んでいる。

「川島の、いじ…わる……っ」

お嬢様の扇情的な眼差しに川島の理性は吹き飛んだ。


「んっ、お嬢様!ッ申し訳……んん、ございません」

川島は再び顔をうずめ、洪水状態になっているところをキスの嵐でめちゃくちゃに荒らした。

「可愛い…ッ、ぅん…可愛い……んっ…可愛、ぃ」

「ぁん!あっ……あ、あっ…はぁッ」

外イキしたばかりのなかに、もう一度舌を差し込むと痛いほど締めつけられた。

我を忘れて、なかで固くした舌を泳がせる。内壁をしごくようにして抜き差しした。

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