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山鳥と雛鳥

第7章 動物園に行こう



日が沈み始めた頃に私たちは本丸に帰ってきた。
皆はお土産に喜んでいた。

(乱の購入したジャーキーに、文句を言う声が聞こえたが聞かなかったことにしよう)

雛鳥ははしゃぎ疲れたのか、本丸に戻ると電池が切れたように眠った。
そんな雛鳥を見守りながら、雛鳥からもらったシマエナガのぬいぐるみを見ていた。

「おかしら?なんだか、機嫌がいいにゃ?」

子猫が雛鳥の寝ている布団を直しに来た。

「……ちょっと、いいことがあっただけさ。」

私は赤いリボンのシマエナガを大切に箱に片付けた。
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