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山鳥と雛鳥
第5章 新しい翼
そういう会話をどこから聞いてたのか定かではないが、審神者用の執務室にて笑いを堪えている者とどんな顔をしたらいいか分からず困っている者がいた。
「えんそくの部隊から外しとこうか?」
「小鳥…そうやって人をからかうんじゃない。
報告書を早く読んでほしいんだが?」
実の所、山鳥毛は娘の自分のことが好きかどうかからしか聴き取れなかった。
まさか、縁側の後ろの部屋が執務室と繋がってるとは思わなかったのだろう。
娘の気持ちはそれぞれ胸の中に仕舞い込まれた。
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