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山鳥と雛鳥

第4章 心も成長する


小鳥と雛鳥は「七五三」という祝いの儀を行いに現世に参ってた。

「なんか、いつも居ないのにいることに慣れていると静かに感じる…にゃ。」

子猫がくぁっとあくびをしながら伸びをする。

「たまにはこう、のんびりするのもいいんじゃないか?」

「なんて言うか、娘ちゃんが歩き出して喋りだしてから賑やかに拍車がかかった気がして…にゃ。」

「今日は夜まで戻らないそうだぞ。
久しぶりの3人での出かけらしいからな。
めかして七五三の儀を行い、写真撮影をしてそれから外で食事をするらしい。」

子猫はうーんとつまらなさそうにしていた。

「なんだ?寂しいのか?」

「静かで退屈にゃ。」

子猫の正直ぶりに、私は思わず笑ってしまった。

「お頭?」

「ハハハ、まぁいい。鳥たちと小鳥たちの帰りを待とうじゃないか。
いつ帰ってきてもいいようにな。」

「うす…。にゃ」
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