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山鳥と雛鳥

第14章 お守り


検非違使が強敵のため、任務には小鳥も同行することになった。
刀装もしっかり着けてもらい、私と子猫と姫鶴。さらに小豆と燭台切と一期の7人で任務に向かう。

「ここが例のか…にゃ?」

夜のため、索敵は子猫を筆頭に私たちは様子を伺う。
嫌な気を感じた。

「む!そこか!!」

私は走り出し、敵兵へと突っ込む。

「山鳥毛!気をつけろ!囮かもしれねぇからな!」

「あぁ、分かっている。
小豆!後ろだ!」

「なに!?」

刃物と刃物がぶつかり合う音が響く。
それぞれが敵と対峙しては切り捨てていく。

「小鳥!伏せろ!」

「おう!」

気配を感じて、小鳥が動き私がそいつらの首を跳ねる。

「おっかねぇ〜。」

なんて軽口を叩けたのも初めだけだった。
明らかに違う者が出てきた。

「にゃ…!?」

「……。」

鳥たちも違和感に気づいたらしい。

「一期!主を徹底的に守れ!」

燭台切が彼に向かって叫ぶと

「元からそのつもりです!」

と返事が返ってきた。
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