第6章 貴方って
次の日、カーテンの隙間から射し込む強い陽射しによって無事目覚める事が出来た。
起き上がろうとすると至る所が筋肉痛になっていて、昨晩の事を思い出す。
裸のままだし、沖矢さんは居ないし…
何とか立ち上がってスマホを確認すると、安室さんと沖矢さんからメッセージが届いていて、零からは追いメッセージまで届いてるし…
二人に返信をしてシャワーを浴びに行く。
秘部を流すと生々しいくらいに痕跡が残っていて…
また沖矢さんとの事を思い出すけれど、今気になるのは沖矢さんの首元。
そこに何かが付いていたのは確実で、少し鉄の素材に近い様なチョーカー。
沖矢さんは何時もハイネックの服を着ているけど、あれがアクセサリーだとしたら
それを見せる様な服を着る筈だし、男性でチョーカー等を付けると言うのはあくまでも私の中ではあまり聞いた事が無い。
だとしたらあれは何?
疑問が消えないまま、体に染み付いた体液を流し切ってシャワーを浴び終えた。
濡れた髪を拭きながら時計を見ればもう午後の14時。
今日は疲れてるしずっと部屋に居よう。
安室さんは…沖矢さんについて知っているのかな
けど聞いたら教えてくれるの?
でも自分で調べてみたくもあって。