第18章 悪夢
高台にある牧場で新鮮な牛乳を使ったデザートを食べたり、植物園で珍しい植物を見たり、足湯に浸かったり、海に足だけ浸けたり…
八丈島内はとても広くて、ツアーで回っているとあっという間に夕陽に変わっていた
今居る展望台から見える景色は、夕焼けに照らされ輝く海も
雰囲気も気温も全てが心地好くて。だけど何処か少し寂しい気もして…
それは赤井さんが居ないからなのか、それとももう日が沈んできているからなのか…よく分からない。
ここから見える景色も写真に撮って沖矢さんに送る。
すると、本当に休めているの?と言うぐらいにパッと既読が付いて…
心配してくれてるのは分かるけど…やっぱり休んで欲しい気もして
盗聴器で繋がってる訳だし連絡は少し控えよう。
スマホを閉まって、展望台を後にした。
ホテルに元り、少し休憩すればもう外は暗くなっていて。
ドアがノックされ開けると哀ちゃんが、そろそろ夕食だからという事で一緒にレストランへ向かう事に。
「そういえば江戸川君、まだ戻ってこない様ね」
『確かにそうだね…大丈夫かな…』
「ま、彼ならしぶといから心配する必要は無いわ」
レストランに到着すると、私達以外は皆席に着いて食事を始めているけどやっぱりコナン君はまだ居なくて…
「…遅いわね…」
『大丈夫だよ、夜ご飯だしきっと帰ってくるはず!』
「そうね」
レストランは幻想的な雰囲気で、料理も近海で採れる魚介類や島野菜の天ぷらや郷土料理が並んでいて、凄く美味しそう!
「サイコ〜!!カァ〜!!」
「お父さん!!」
毛利さんは相変わらず既に仕上がっていて…
「なんだ?姉ちゃん食わねえなら俺が食っちまうぞ?」
『今食べるよ、美味しそうだね!』
「すっげーうめえぞ!」
「どれも新鮮な味がして美味しいですよ!」
「このお寿司も美味しいよ!」
美味しそうに料理を頬張る元太君達につられて自分も食事を食べ始めると
丁度コナン君が戻ってきた。
哀ちゃんとコナン君は横目で話していたり、ジト目になっていて
この二人は本当に可愛らしくて…