第17章 青vs黄
笠「行ってこい!!黄瀬!!」
笠松さんからパスを貰い涼太は待ち構える青峰に向かって行っていた。
玲「こんなに早くエース対決になるとは思ってなかった」
・・・凄い気迫だ
コートの中心にエースだけが残され他のメンバーは距離をとった。
エース同士が集中して争えるように周りが掃けたようだ。
私は瞬きをせずにその対決を見ていた。
涼太が抜きに掛かるが青峰のスピードが相手だと安安と抜かせてもらえるわけがない。
今まで見た技を自分のものにして繰り出すが抜くことは出来ず青峰にボールを奪われてしまう。
玲「やっぱ青峰強い」
・・・アップ完璧に済ませてるから動きも良い。あれ抜こうと思ったらうちも苦戦するやろな。てか、危ないやろな
黒「そうですね。」
それからもエース対決は何度か起きたが涼太は青峰に勝つことが出来ないでいたが笠松さんを初めとする海常のメンバー達が点を稼いで全力でフォローしている。
私はそのチームワークに見惚れた。
勿論、誠凛にチームワークが負けてるなんてこれっぽっちも思わないけど見事としか感想がでないのも事実だ。
このまま涼太は何も手を打たないのかな?と思いながら見ていたら動きが変わった。