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孤独なキセキ

第16章 地獄の合宿





玲「監督!もう一つ見てほしいのがあります」



そう声をかけると監督は私について来てくれた。




リ「外でやるの?」

玲「はい、もう皆練習に入ってるので気を散らさないよう外でします」



監督もその理由に納得してくれたようで私たちは外のコートへと向かった。

私はそこでもう一つ特訓していたものを見せた。



リ「っ!玲ちゃんって忍者の末裔とかなの!?」
・・原理はわかるけどそれを実行できる人なんていないわよ

玲「違います!なんでそういうことになるんですか…w
まあ、それは置いといて、これはそこまで身体に負担はないです」

リ「そうみたいね。
それなら普段から使っていいわ!
玲ちゃんも今日からは練習試合に参加してもらうけど技は使わないでいて。そんな最新情報をあげることはないからね。」



監督の言葉に私は「はい」と答えた。この後に私は皆の所へ戻り久しぶりのチーム練習をこなした。






残りの合宿では、試合に参戦し秀徳と充実した練習を送った。

そして、合宿も終わり私たちは帰路についていた。




黒「合宿も終わりですね」


玲「そうやなぁ。何か地獄のようなメニューやったけど、過ぎたら物悲しいっていうかなんて言うか」

黒「僕もそんな気持ちです」

火「お前ら何変なこと言ってんだよ。俺たちの戦いは今からだぞ!」
・・なんでこんな落ち着いた雰囲気醸しでてんだよ!



そう言いながら駅に向かおうとしたら監督に引きとめられた。



リ「あなた達何処に行く気?」

玲「え、?駅です」
・・・ん?なんか予定あったっけ?



そう言うと監督は不適に笑ってこう言った。



リ「今日はインターハイ最終日よ。さして会場はこの近く」




私はそこまで聞いてハッとした。




玲「見にいくんですか!!
今日は決勝だから…海常対桐皇。」
・・・涼太対青峰…。



リ「ええ、そうよ!」







こうして私たちはインハイ決勝戦を見に行くことになった。



海常対桐皇。
どっちが勝つかなんて誰にもわからない戦いだ。
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