第4章 黄色のキセキ
黄瀬は上着を脱いで準備し始めた
私は日向先輩達が女子を帰してくれたおかげでやっと中まで入ることができた。
そのころにはもう、1on1は始まりかけていた
玲「ねぇテツヤ、大我は勝てると思う?」
黒「ムリだと思います。黄瀬くんは強いですから。なので今戦うのはまずいかもしれません。」
玲「だよね。黄瀬くんの力は人の動きを一度見ただけでその人以上に自分のものにすること、だったよね?」
私は中学の時の記憶をさかのぼって思い出していた
黒「そうです。だからこそ負けたとき火神くんの意志が折られるかもしれません…。」
そう言って黒子は考え込んだ
そうこういっているうちに勝負は終わった。
結果はやはり、黄瀬くんの勝ちだ
黄「言うのやめようと思ってたんスけど、やっぱり黒子っちくださいっス…!」
そう言って黒子の方を振り返った。
そして、私と目が合った。
黄瀬くんの目が見開かれるのがハッキリとわかった