第15章 球技大会!!~番外編~
日「っ!クソ速ぇ!!
伊月、木吉!行ったぞ!」
私は日向先輩を抜いた後、私を止めに来た先輩達を交わし、2人がぶつかり合うようによけ回り、ゴールへと向かった。
玲「まだまだっ!」
私は2人を抜き、残りの先輩達を一瞬で抜き去り全力でダンクを決めた。
ダンッ!!!
ダンクの衝撃でゴールがグラグラと揺らいだ。
そして、女である私がダンクを決めたことにチームの人も観客も驚愕の表情を浮かべていた。
黒「流石ですね。これで皆さんも玲さんの実力を認めたと思います。」
そう言うテツヤの後ろに見えるチームの人の顔を見たら先程までの私を女だからと侮っていた感じは無くなっていた。
玲「うん、やっとうちにもパス回して貰えそう!今からうちも本領発揮や!」
私はニカッと笑った。
気のせいか、認められたことが嬉しくていようで身体に血が凄い勢いで巡っているのを感じていた。
その後からは私にもボールを回してくれるようになった。そして相手、先輩達以外の人も私を真剣にマークするようになった。
そして得点の取り合いになっていった。
しかし時間は確実に減っていく。
残り30秒。
得点は53対53。
次の攻防が最後の取り合いだ。