第2章 過去のキズ
私が女バスの間で『たった一人のキセキ』と呼ばれてたのは知ってますよね…?
自分で言うのもアレやけど、負けたことは無いです。
やから、最初はチームのみんなからも信頼されてたと思います…
しかし…私の力が急激に成長したぐらいからチームで浮くようになった?と、いうより
私の力しか必要とされなくなっていった…
それでも、中2まではチームとして機能してたんだけど、中学最後の全中の決勝で帝光とあたった。
第1、2クォーターはまだよかった…
けど、第3ぐらいから相手の戦意が無くなっていくのが物凄くわかった。
相手の戦意が無くなるのは今までにもあった…けど今回はそれで終わらなかった…!
仲間の戦意も無くなっていった…。