第9章 緑色のキセキ
私は身体の力を抜いて緩急とリズムの取れない足取りでステップを踏んだ
私は高尾君の前でまるで木の葉が揺らめくかのように動いた
・・・もっと力を抜かないと…
私の動きに動揺が高尾君に現れている
高「…!なんだ!?」
・・おいおい、真ちゃん!なんだよコレわ!
玲「…追いつけるかな?」
私は小声で呟いた
・・・久振りにこれは使うな〜、最近使わなくて済んでたから
あまり良い印象も無いから極力使わなかったしね
私はそのまま揺れを大きくしていく
そして、私の目の色も私の闘志に反応してか瞳の色を赤へと染めた