第4章 閉ざされた心
ー1時間後ー
ー朔哉病室ー
朔哉がそんな夢を見てる頃新一は頭を悩ませていた。
新一
「栄養失調になるような事か…。」
やっぱ本人に直接聞くしか無いよな…。
新一がそう思い未だ眠る朔哉のタオルを取り替えようとした時だった。
ピクッ
微かながら朔哉の腕が動いた。
新一
「朔哉?」
朔哉
「新…ちゃん?」
恐る恐る声をかけるとうっすらと目を覚ました朔哉。
新一
「良かった。魘されてたけど大丈夫か?」
朔哉
「あぁ……。」
(夢…か…。)
ぐるりと見渡せば自分の腕に点滴があり病院にいる事を把握する朔哉。
新一
「医者呼ぶけど話せるか?」
朔哉
「うん…。」
それを確認すると新一はナースコールを押した。