第2章 兄と弟
ガチャ
新一
「どうした?」
朔哉
「それがさ、俺の荷物がまだ届いて無いみたいでさ、新ちゃんの服貸してくれねぇか?」
新一
「ったく。しゃーねぇからその辺の着ておけ。」
朔哉
「サンキュー!」
ー数分後ー
朔哉
「新ちゃん…。」
新一
「うん?」
朔哉
「ブカブカ…。」
朔哉が言うほどブッカブカではないが新一と朔哉との身長差(14~15㎝)がある為だ。
新一
「お前そんなに小さかったか?」
朔哉
「新ちゃんがいじめる~!」
新一
「いじめてねぇよ!」
朔哉
「俺も新ちゃんくらい身長欲しいぜ…。」
新一
「まぁ弟っぽくていいんじゃね?」
朔哉
「新ちゃんがそう言うならいっか~!」
新一
「……。」
(コイツってたまに単純だよな…。)
朔哉
「んじゃオムライス作るか!」
新一
「俺、近くで見ててもいい?」
朔哉
「別にいいぞ?」
新一
「そうと決まればキッチン行くぞ!」
朔哉
「おう!」