第2章 兄と弟
ースーパー・外ー
朔哉
「新ちゃん」
新一
「うん?」
朔哉
「今日はオムライスでいいか?」
新一
「えっ!?朔哉のオムライス食えるの!?」
朔哉
「嫌なら別に…」
新一
「朔哉のふわとろオムライス食いてぇ!」
朔哉
「おう!任せろ♪」
新一
「よっしゃ~!」
園子
「何が『よっしゃ~!』なの?」
朔哉
「園っち!」
蘭
「お待たせ。」
朔哉
「蘭ちゃん!」
新一
「今日の晩飯は朔哉のふわとろオムライスなんだぜ!」
園子
「何?美味しいの?」
新一・蘭
「すっごく美味しいんだぜ!/だよ!」
朔哉
「そんなにハモらなくても…。」
園子
「そんなに美味しいのならあたしも食べてみたいな~!」
朔哉
「園っちのお口に合うかは分からねぇけどそれでもいいなら…。」
蘭
「朔哉のオムライスは美味しいんだから!」
朔哉
「蘭ちゃんハードル上げるなよ~。」
蘭
「あっごめん。でも美味しいんだもん。ね?新一!」
新一
「あぁ!」
朔哉
「分かったからそれ以上ハードルを上げるな!」
新一・蘭
「は~い!」
園子
「じゃ今度ふわとろオムライスご馳走してよね!」
朔哉
「かしこまりました。鈴木園子様。」
そう言って一礼してみせる。
園子
「そんな風に言われると照れるじゃない…。」
新一
「朔哉ってたまに紳士だよな…。」
蘭
「うん。ちょっとドキドキするよね。」
ニコッと朔哉が微笑むと3人して照れていた。