第9章 校則違反
意識が戻った時、私は違う部屋へ移されていた。
ショータのいる「繁殖房」とも違う……
そこは天井と壁が鏡張りの部屋、明かりもどぎつくて眩しい。
「お目覚めですか?淫乱ちゃん。」
白田先生と数人の係員がいた。
(…………!カ、カラダが動かせないっ!)
部屋の中央に置かれた固い寝台に、頭と両腕がしっかりとベルトで固定されていた。
――――胸はそれよりもキツく、ちょうど乳房を挟み込む様に2本のベルトで締付けられていて………
「い、痛いです…………」
「何言ってんの!当たり前でしょお?
貴女、校則違反したんだから罰をあげないと。」
全身防護服を着けていても白田先生が楽しそうに笑っているのが分かる。
――――そして私の下半身は!
両脚の膝を立てられ、これでもかと開かされて寝台の脇に固定されている鉄製のブーツを履かされていた。
ブーツにはしっかりと留め金が付いていて脚はビクとも動かせない。
「……罰?校則違反?」
「独房の壁に貼ってある規則を読んでないの?」
壁――――そういえば何か書いてあった。
食餌を残しちゃいけないとか、大声を出しちゃいけないとか………
もういろいろどうでもよくなっててちゃんと読んでいなかった。
「自慰行為(オナ二ー)禁止って書いてあったでしょ!?」
(……………ええっ!)
「まったく………しっかりとイヤらしい声出しちゃってほんっと淫乱なんだから。
女子でこの規則破ったのは宮本さんが『初』よ!」
白田先生と係員たちは私を嘲笑した。
「さーあ、じゃあたっぷりと罰を愉しんでもらいましょか?
ベッド、少し起こしてあげたほがよく見えて恥ずかしいかもね!」
白田先生は手に持ったリモコンを操作した。
ウィ――――
無機質な音がして私の横たわった寝台が立てられた。
「明かりも。」
リモコンが天井に向けられると照明器具が動いて、私の開かれた脚の間をもろに照らした。
「ほらっ、丸出し恥ずかしいねえ、鏡をよ〜く見るんだよ!」
顔を背けたくても頭がベルトで固定されてるから無理っ!
照明がギラギラしてるから目をつぶることも出来ない。
「おやおやあ?」
白田先生は屈み込んで私の恥ずかしいトコロを覗きこんできた。
「なんか吹き出してきたよ?どうしてかなあ?」
(………やだっ……私………)