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ボスとマフィア2

第1章 この世に生まれたからには


俺は学級委員長になった。皆んなを誘導するのは簡単なことだと思っていた。まずは自然な流れで皆んなを味方につけること。そこにはクラスの絆も試される。秋のスポーツ大会の時がそれを見せつけるチャンスだと思った。

「今年の秋のスポーツ大会はクラスのみんなで一丸となってやっていきたいと思う。」
俺は黒板の前に立ってそう述べた。ほとんどの人が賛成してくれた。
スポーツ大会といってもそんなに多くの競技はやらない。
パン食い競争やコーヒー豆の袋の中に入っての袋走り競争やピンポン玉をスプーン乗せる玉乗せ競技、あとはダンスを披露するだけとなった。午後にまたがってもそんなに時間は要さないだろう。
それでも来てもらった両親や片親にクラスの絆を見せつけるには打ってつけだった。
早速、放課後を使って練習が始まった。
「よし、その調子だ!」
皆んなで声を掛け合っていき練習に日々励んだ。
でも次の手を打たなくてはいけない。デイビッドをどうやって手下に回すのかということである。俺は真剣に考えた。
最初から脅すのもよくない。でもどこかで洗脳させなくてはいけないと思った。そうすれば、俺のイタズラのレベルも格段に上がるだろうと思ったのだ。
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