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異世界からこんにちは

第1章 異世界からこんにちは


「…………」

「…………」

私たちの間に流れている時間だけが止まっていた。

私の目の前には、いつぞやの自分の夢に出てきた岸辺露伴先生がいる。そんな私を、信じられないものを見たような顔で露伴先生は見ていた。

視線を感じる中、私は動かない身体を無理やり動かし頬を抓ってみた。……うん、痛い。


非表示にしていたレイヤーを表示した時の如く、突然歩道に現れた私と、そんな私を目撃してしまった露伴先生。


──えっと、どうしてこうなったんだっけ……?
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