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【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】

第3章 【ヒロアカ 】可愛いあの子の個性事故※緑・爆【R18】


普通ならびっくりしますが、何故が意識があるのに、目の前の光景をただ受け入れているだけの自分が居ました。
「貴方は‥。」
目の前の女性がゆっくり喋り出しました。
とても心地よい声に、私は目を細めて、その口元をずっと見てました。
「心配しなくても大丈夫です、すぐにどちらが貴方の運命の人か分かります。」

ーどうやって?
思わず声に出そうになってしまいました。
顔には出ていた様です。
私の顔を見て、彼女はふっと笑いました。
「『かっちゃん』も『出久』も間違いなく、貴方の運命の人です、選ぶのは貴方で、その時が来たらすぐにどちらが本当の愛なのか貴方は気付きますよ。」

かっちゃんと出久の名前が出て、ああ、そう言う個性の人なのかなと驚きはしませんでした。
でも、いつ?それが分かるのでしょうか。
「すぐですよ。」
私の考えが分かるのか、すぐに答えてくれました。
お香の匂いが一層強くなった気がします。

私は聞きたい事はまだあるのに、何故かありがとうございますと伝えて椅子を立ちました。
カーテンを掻き分けて、外に出ると先ほどの受付の少女が私を待っていました。
「お疲れ様です、こちらは特典のサービス品になります。」
そう言うと、何処にでもある様な『恋愛成就』と書かれた飴でした。
いきなり陳腐になったサービス品に思わず笑いそうになりますが、その陳腐さが気持ちを楽にしました。

私はまたお礼を言うと、その飴を受け取って帰路に帰りました。
彼女達がどんな顔をして私の後姿を見ていたか、確認する事もありませんでした。

ボーっとした私の頭は、家に帰りお風呂に入った後は随分とよくなりました。
私はお風呂から部屋に戻り、机に置いてあった飴を見つけました。
気休め程度のそのサービス品を手に取って、私は口に入れました。
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