【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】
第2章 【ヒロアカ 】【自作】月は夜を照らさない※ホークス【R18】
仁美さんの中は気持ち良すぎて、全部入る頃には、もう出そうなのを我慢していた。
「はぁ、仁美さん凄い気持ちいいです。」
俺は休憩も兼ねて、仁美さんにもたれ掛かり、その額や頬にキスをする。
こんな幸福感を味わった事が無かった。
仁美さんは痛みが引いてきたのか、目を開けて俺を見る。
俺を見上げる仁美さんに胸がギュッとなる。
ずっと好きだった人が自分の腕の中に居る幸せに、涙が出そうになる。
仁美さんは目を細めると、俺の頬に手を当てる。
「‥相変わらず泣き虫だな。」
そう言って、仁美さんは優しく笑って俺の涙を拭った。
自分でも気が付かない内に、実際に泣いていた様だ。
自分が泣いていると自覚すると、涙が溢れて、ポタポタと下にある仁美の顔を濡らしていく。
相変わらずなんて言い過ぎだ、仁美さんの前で泣いたのはもっとガキの頃、一度だけだ。
右も左も分からない公安の仕事に、ただ心が擦り切れて、もう無理かもしれないと思った時に、初めて仁美さんに会ったんだ。
あの時も仁美さんはこうやって、俺の頬を触って慰めてくれた。
見上げた時の仁美さんの笑顔は今でも忘れない。
あの時から仁美さんは俺の光だった。
「‥仁美さん、好きなんです。」
俺は出ている涙を拭う事もしないで、その手は仁美さんを抱きしめる為に使う。
仁美さんは何も言わないけど、俺の背中を抱きしめてくれた。
俺は止めていた腰を再び動かす。
途端に仁美さんの顔が痛みに歪むが、ごめんなさい、もう止めてあげる事は出来なそうだ。
「あっ仁美さんの中、すごく締まって気持ちいいっ」
出し入れするだけで、腰が砕けそうな位の快感が下半身を襲う。