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【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】

第1章 【ヒロアカ 】【自作】裏切りの痕には※轟・爆豪【R18】


そんな私の体を、轟が支えた。
「上條‥。」
心配に私を見ている轟に、私は目を細めて笑った。
轟の腕を掴み、その体を支える。
そんな私達を見て、爆豪は俯くと、私達に背を向けて、そのまま歩き出した。
私と轟はそんな爆豪の後ろ姿を黙って見送っていた。

「‥大丈夫か?」
私は轟の言葉に自分の手を見た。
握った爆豪の手は、汗をかいていた。
それなのに、爆発をさせなかったのを思うと、その手をぎゅっと握って爆豪の気持ちを考える。
「‥爆豪の事はよく分かってるんだな。」
そんな私の仕草を見て、轟はポツリと言った。、

ん、んん?
私は慌てて轟を見ると、轟は遠い目で何処か遠くを見ていた。
「ちがっ、あの、爆豪は分かりやすかったっていうかっ!」 
私は焦った様に、轟にいい訳を繰り返す。
「俺だって分かりやすい。」
轟はそう言うと、更に遠くを見る。
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