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【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】

第1章 【ヒロアカ 】【自作】裏切りの痕には※轟・爆豪【R18】


それが轟焦凍に通じるかは別だった。
私は眉間に皺がよると、鏡を見るのをやめた。
アレから轟を観察していると、本当に恋愛とは無縁で、浮いた話は方っぱなしから断っている様だ。
私は大きいため息を吐くと、ベットに横になった。

少しでも、彼の目を引きたくて、中間試験は頑張った。
学年で1位を取り、堂々と名前が公開された。
何かと目立つA組差し置いての1位だ。
これで流石に名前位は覚えて貰えただろう。
目を瞑り、覚悟を決めた様に拳を握る。

普通に告白していたら断られる。
私は決心して、明日起こすアクションを再認識すると、目を瞑って決意を固める。
ー私は明日‥。
詰んだら犯罪者になる。ー

金曜日の放課後、私は轟の下校を後を付けるように着いていった。
いい感じに、雄英の生徒がバラけた頃、初めて轟に声をかけた。
「轟。」
緊張で声が出て上擦った様だ。
手元は落ち着かなく、長い黒い髪を思わず触ってしまう。
表情だけは平常心を装って、無表情を作る。

名前を呼ばれて、轟はゆっくり振り返った。
そして私を見ると、初めて目の前から轟の声が聞こえる。
「‥上條」
轟は呼んだのが私で、少し戸惑っていた。
面識が無いから当たり前だ。
それでも、轟が私の名前を覚えてくれていた事に、嬉しさを隠すのが必死だった。

「‥助けて欲しいの…。」
私は気を落ち着かせる為に、自分の両手を絡める。
指を動かせていても、まだ気持ちを落ち着かせるのは難しい。
だけど、轟は助けて欲しいと言う私の言葉にピクッと目を動かせた。
戸惑っていた表情は、キリッとした顔つきになり、体を私に向ける。
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