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【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】

第1章 【ヒロアカ 】【自作】裏切りの痕には※轟・爆豪【R18】


雄英に入って、私の心は折れっぱなしだった。
入学当時は雄英のヒーロー科に入学出来て、それこそ家族全員で喜んだものだ。
東京の中学からわざわざこの静岡まで来たんだ。
かなりのハンデがあっても、そんな事どうでも良かった。
推薦と、持っていた個性を使い、あの入学試験を上位で入学した。

ーそれはまたまた入試試験が自分の個性とマッチしていただけだった。
私の個性は、強い粘着を手から出して、相手を拘束出来る。
拘束だけと思われるかもしれないが、拘束こそヒーローの目的を考えたら、私の個性はかなり需要があるはずだ。
入試試験でも、仮想ヴィランを相手にポイントも救出ポイントもとって、堂々の入学だった。

雄英に入って分かった事は、需要はあるだろうが、主役になれない事を思い知った。

それでも、それなりに課題をこなして、優等生だったと思う。
不可なく学生生活を送って、有名な事務所からスカウトが来て何の躊躇いもなくヒーローになるモノだと思った。
なのに、体育祭のあの日、ヒーローになるべき人達を私は場外から目の当たりにした。
隣で悔しがっているクラスメイトを感じながら、私はただ目を奪われた。

轟焦凍の圧倒的な強さに。

こんなに凄い同級生に、どうやって対抗すればなんて考えない。
ただ目を奪われて、他の同級生なんて目に入らなかった。
彼が欲しいと心がざわついた。

しかし実際はクラスも違い、面識もない。
個性では目立たない私の武器は‥この『顔』だろうか。
私は鏡の前で自分の頬を触る。
私は自他共に認める美少女だろう。
B組の大半の男は私に告白されたら絶対OKだ。
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