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【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】

第11章 【HUNTER×2】義眼の花嫁【R18G】


「まぁ、着飾る為に作って貰った訳じゃ無いですから……。
コレ、本当にちゃんとシステム掻い潜れます?」

私はワザと疑う様ないい方でミルキに聞いた。




「失礼だな!!ちゃんと実験済みだ!!」

憤慨した様にミルキは怒鳴ったが、人体実験で何人死んだ事だろうか。

まあ、ここまで怒るなら、自信はありそうだ。




「…ありがとうございましたー。」

私は早くミルキの部屋から出たくて、お礼を言うとすぐにドアに向かった。

「まぁ、イルミ兄が何してくるか分からないけどね…。」




ミルキがポツリと言った言葉に、一瞬足を止めたが、すぐに部屋を出た。




そんな事…。

いつだって想定している。




イルミは基本、私がやる仕事は何でも気に入らない。

ゼノ様であっても、シルバ様の言い付けであっても気に入らなければ平気で邪魔してくる。




それが使用人の仕事であっても、殺しの仕事であっても。

イルミ以外の命令は気に入らなければ邪魔してくる。




勿論、その対価で私が死ぬ思いをしても関係ない。

気に入らない仕事を引き受けた、私も気に入らないのだろう。




そんな事を思い出すと、自然と眉間に皺が入る。




「仁美。」




そしてまた、よいタイミングで現れるのもイルミだ。




イルミの声に振り返って、私はまた笑顔を作る。

「何ですが?イルミさん。」

イルミを【さん】付けで呼ぶのも、また彼の要望だ。




本当に面倒くさい。



「ミルキの部屋から出てきたの?」

「はい、今度の任務で必要なモノを取りに行っていたんです。」




当然、イルミが分かりきっている説明を、こうしてイルミに説明する。

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