【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】
第10章 【ハイキュー】【自作】クロい野良猫【R指定】
片手で簡単にブラを外した黒尾に、仁美はビクッと顔を晒した。
「………何?」
びっくりした様に黒尾が聞くと、仁美が目を細めて睨んでくる。
「ブラの外し方上手だねー。」
棒読みの様に言うと、少ししまったと言う顔で、黒尾が顔を晒した。
「外したんだ…。」
「…………。」
「彼女達のブラ、外したんだ。」
黒尾の仕草にいちいち過去の彼女達を気にして苛々する。
「私…ここまでさせた事無いのに…。」
嫉妬しすぎて、思わずジワっと涙が出た。
「外しただけ!絶対最後までしてない!!」
黒尾が慌てて仁美に言うが、外しただけは嘘だとすぐ分かる。
「仁美泣かないで、好きなのは本当に仁美1人だったから。」
こんな事で涙が出るなんて、自分でも思ってなかった。
顔を俯かせた仁美に、黒尾が一生懸命に宥めてくれるので、少しだけ落ち着いてきた。