【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】
第10章 【ハイキュー】【自作】クロい野良猫【R指定】
「…ここで服を脱ぐなんて嫌…、ベットに戻して…。」
仁美の言葉を聞いて、黒尾はすぐに仁美を抱き抱えてベットに戻った。
洗面室に向かった時より遥かに早いスピードで。
「仁美の言う通りに何でもするから泣かないで。」
ベットに押し倒されて、懸命に自分に懇願する黒尾を見上げた。
こんなに自分に必死になる黒尾が初めてで、その表情に胸がぎゅうっと潰れそうだ。
「黒尾の匂い…好き。」
仁美は手を回して黒尾を抱き締める。
初めてキスをした時も、こんな風に黒尾はジャージで。
あの時も部活が終わったばかりの黒尾の匂いに包まれて初めてキスをした。
黒尾を見ると、顔を真っ赤にして仁美を見下ろしている。
「仁美…このまま抱いていい?もう我慢出来そうに無い。」
目をぎゅっと顰めた黒尾の顔が可愛くて、仁美は誘う様に黒尾の顔を触ってキスをする。