【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】
第10章 【ハイキュー】【自作】クロい野良猫【R指定】
「いや!ちょっと待って!」
勢いよく黒尾の手を叩いてしまった。
怪訝な顔をして黒尾が見下ろしてくる。
とてもなじゃないけど、黒尾の引き締まった身体を見た後に、自分の身体を見せる勇気は無かった。
「……コレ気にしてるの?」
「!?」
黒尾がTシャツの中に手を入れて来て、仁美の脇腹を触って来た。
「ひどっ!黒尾ひどい!」
先ほどのお返しだという様に、黒尾が笑いながら仁美の脇腹を掴んでくる。
「仁美の柔らかい身体好きだよ…。」
黒尾が笑ってキスをしてきた。
こんな可愛い笑顔に騙されるかと思っているのに、入って来た舌が気持ちよくて、目を閉じた。
「っ……っ……。」
舌の絡まる音と、黒尾の手が脇腹から上に移動してくるのを感じながら、仁美は目を薄っすら開けた。
さっきより、情欲の色が濃くなった仁美の顔に、仁美もまた黒尾の背中に手を回した。