• テキストサイズ

【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】

第10章 【ハイキュー】【自作】クロい野良猫【R指定】


「…辞めろってさぁ、本気で言ってる?」

「…………。」

黒尾が何故そんな事に疑問に思うのか分からなかった。




(モテ過ぎて、頭イカれてるの?)

「………私…クロが苦手……。」

仁美がそう言うと、黒尾は一瞬顔を歪めた。




すぐに顔を俯かせて、黒尾の後頭部だけが目線に入る。

そうして、ジッと黒尾の出方を警戒していると、大きなため息が黒尾から聞こえてきた。

「…………悪かった…。」




そう言って体を起こして、黒尾は仁美に手を差し出した。

仁美は乱れた制服を整えた後、黒尾の手を掴まないでマットから降りた。




そのまま倉庫から出て行こうとする仁美に、黒尾は声を掛けた。

「仁美さぁ、何で俺が苦手だか考えた事ある?」

黒尾の言葉に仁美は振り返った。




目に入ってきた黒尾の表情は読まずに、真っ直ぐに仁美を見ている状況に、また胸がざわついた。



/ 337ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp