【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】
第10章 【ハイキュー】【自作】クロい野良猫【R指定】
黒尾に触れられると、いつもこの衝動に、居心地悪さを覚えた。
だから、ずっと黒尾を避けていた。
自分は黒尾が苦手なんだと分かっていた。
「……何するの?」
眉間に皺を寄せて、黒尾を見上げた。
流石に2回目は黙っている事が出来なかった。
「…何って……本当に分からないの?」
黒尾もまた、顔を顰めて仁美を見下ろした。
分からないし、分かりたく無い。
高鳴る胸は居心地が悪く、早く黒尾から離れたい。
畳まれて、積み重なっているマットに組み敷かれた。
覆い被さる様にキスをしてくる黒尾から逃げる様に、体を捩らせてる。
それだけでは、目の前の巨体は、どいてくれない。
「っクロっやめて!」
唇に触れる黒尾の吐息がどんどん荒くなり、唇は首元に移動する。
ワイシャツに付いているリボンを黒尾に解かれた時に、彼が何をしようとしているのか理解した。