【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】
第9章 【呪術廻戦】【リクエスト】伏黒甚爾・五条悟【R18】
しばらく快楽の余韻に浸っていると、部屋の中に招かざる客が入ってきた。
「…そんなガツガツ抱くなよ…可哀想だろう…。」
甚爾の言葉に、2人は同時にドアに立って腕を組んでいる甚爾を見る。
「……ドアは弁償してね…。」
なんでここに居るのかなんて、くだらない事を聞くつもりは無かった。
もうすでに振り込んでいる仁美への報酬から想定して引いとけば良かったと思うだけだった。
「……………。」
仁美は信じられないモノを見る目で、甚爾を見た。
この男は、止めようと思えば悟との情事を止められたはずだ。
そうしないで、悟に抱かれている仁美を黙って見ていた様だ。
溢れ出てくる黒い気持ちが、仁美を覆う様だった。
「…満足したか?」
仁美に聞く甚爾に、仁美は眉間に皺を寄せて睨んだ。
仁美が今の悟との情事に満足していない事なんて、甚爾が1番よく知っているからだ。