【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】
第9章 【呪術廻戦】【リクエスト】伏黒甚爾・五条悟【R18】
悟の言葉に仁美はゴクッと息を飲んだ。
いや…流石の甚爾でも『ソレ』は無いだろう…。
嫌な予感が全身を襲った。
「…いくら出せるの?」
そう言った甚爾に、仁美はぷつっと切れた。
手当たり次第手元にある物を投げた。
なるべく固くて投げやすいリモコン、ティッシュケース。
目の前にある物は全ての人甚爾に命中させる。
「ちょっ!冗談だろっ」
「冗談でも…言っていい事と悪い事があるでしょう!!」
意外にコントロールがいい。
甚爾は仁美の投げた物を受けながら、仁美に言ったが、仁美は聞く耳を持たない。
いつの間にか、2人の射程圏内から避難している悟が面白そうにその光景を見ていた。
仁美がテーブルにあった花瓶に手をかけた。
それなりに大きいそれが当たっては、甚爾とて怪我くらいはしそうだ。
「落ち着け、仁美。」
「…………。」
甚爾は手元を震わせている仁美に、諭す様に言った。