【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】
第9章 【呪術廻戦】【リクエスト】伏黒甚爾・五条悟【R18】
スッと悟の手がテーブルに乗せている仁美の手に触れた。
その感触に、ビクッと体が跳ねた。
引き抜こうとする仁美の手を悟がギュッと掴んだ。
「恵と一緒に居る仁美を見かけてから、ずっと仁美の事見てたんだ。」
幼かった恵の側に、いつも親代わりの仁美がいた。
どうせすぐに甚爾とは別れると思っていたのに、いつまでたっても2人が別れる素振りは無かった。
もう我慢出来なくて会いに来たんだ。
甚爾は自分が来ると分かれば、この部屋を空けることは想像出来ていた。
「…あの…五条先生…。」
悟に手を掴まれて、目の前でニッコリ笑っている悟に戸惑った。
その目の色に悟の情欲が見えて、目眩がしそうになる。
次の瞬間に、ガタッと音がしたと思ったら、いつの間にか床に寝ていた。
何が起きたか分からなくて戸惑っていても、目の前には悟の高揚した顔が自分を見下ろしている。