【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】
第9章 【呪術廻戦】【リクエスト】伏黒甚爾・五条悟【R18】
時間通りにその男は現れて、家のチャイムを鳴らした。
「はい。」
少し緊張してドアを開けると、甚爾に慣れている仁美でも見上げる位の大柄の男がそこに立っていた。
彼の風貌は、仁美が想像していた高校教師とはかけ離れていた。
白髪の髪に……何故か黒い目隠し。
「????」
この目隠しで歩けるのだろうか。
恵が着ている様な、全身黒ずくめの制服を見て、やはり目の前の男が呪術高専から来たと理解する。
「はじめまして恵のお母さん、入っていいですか?」
とりわけ明るい声で悟が言うので、固まっていた仁美ははっと我に返った。
「あ、どうぞ…。」
顔を見るなり固まってしまって、感じの悪い事をしてしまった。
仁美は慌てて悟を家の中に招き入れた。
パタンと背中でドアの閉まる音を聞いて。
悟はニッコリと笑って部屋の中に入って行った。