【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】
第8章 【ヒロアカ 】【自作】轟焦凍はしたい※轟焦凍【R18】
「あっ!…っ…!」
痛みを堪える仁美の声。
その声を聞いても、奥に沈める自分の行為を止める事は出来なかった。
強く抱き締められる仁美の手に大義名分を勝手にこじ付けて、焦凍はゆっくりと仁美の中に入っていった。
(……やべぇ…。)
入れているだけで気持ちいい。
「…仁美…ごめん…。」
「?」
焦凍は謝りながら仁美の中でゆっくりと腰を動かしていった。
何度も焦凍が謝る声が耳元で聞こえた。
「……焦凍……何で謝るの?」
焦凍の律動を受けながら、仁美は焦凍に聞いた。
焦凍はそれはそれは丁寧に仁美を抱いてくれている。
仁美が痛みを感じるのは、初めてのこの行為の為なのに。
見上げた焦凍が自分より辛そうな顔をしているので、仁美は目を細めた。
「……本当はもっと早く終わる……。」
焦凍は申し訳なさそうに仁美に言った。
「…すぐに出して、仁美を痛みから解放出来るのに……
仁美の中に入っていたくて……ずっと繋がっていたくて……わざとゆっくり動いてるんだ……。」
そんな俺を仁美はなんて思うだろうか。
仁美を痛みから解放してあげる事はすぐに出来るのに、それを自分の体が拒否している。
我慢して、我慢して……まだずっとこの中に入っていたい。
それが仁美に苦痛を与える事になっても……。
「……焦凍……。」
仁美は焦凍の顔に手を添えて微笑んだ。
その顔は痛みに耐えている様にも、焦凍を受け入れて微笑んでる様にも見えた。
「……私も焦凍とずっと繋がっていたい……。」