【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】
第8章 【ヒロアカ 】【自作】轟焦凍はしたい※轟焦凍【R18】
あれだけ調べた事前情報が仁美の前では何も役に立たない。
想像していた仁美の体より、目の前にある仁美の体に釘付けになって、下半身に集中する意識で頭が回らない。
このまま勢いで何でも出来そうな気になるのに、大切にしたくて理性が優しく触れろと焦凍に囁く。
「…仁美、俺……大切にするから…。」
思わず声に出た言葉。
目の前に居る仁美だけは絶対に大切にする。
改めて誓えるくらいに胸が締め付けられて、この瞬間が大切な時間だと分かった。
「焦凍……。」
仁美が手を伸ばして焦凍の頬に手を触れた。
それは焦凍を受け入れると言ってくれている様で。
焦凍は仁美の手を掴んで幸せそうに微笑んだ。
「仁美の体に触れるよ。」
いちいち言わなくていい事なのかもしれない。
だけどその焦凍の心遣いがとても嬉しかった。
「うん…焦凍に触って欲しい…。」
「……仁美……。」
そう言った仁美に、焦凍はゾクゾクした感覚が背中を突き抜けていった。
仁美の表情、仕草、言葉全てに煽られる様に胸が高鳴る。
我慢できない様に焦凍は仁美にキスをした。
まだ慣れていない舌を入れてるキスでも、気持ちが伝わる様に丹念に仁美の口の中を堪能した。
「ん……はぁ……。」
息継ぎのタイミングもまだ分からない。
仁美が少し苦しそうでもやめられない行為に、焦凍はグッと仁美の頭を掴んだ。
「…仁美…。」
そう言って何度も何度も仁美にキスを繰り返す。