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【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】

第8章 【ヒロアカ 】【自作】轟焦凍はしたい※轟焦凍【R18】


ああそうだ。
仁美は自分で言って気がつく。
自分だって焦凍の初めての相手でなければ嫌だ。


「……焦凍…。」
仁美の手が少し震えていた。
初めての行為を前に怖がっている様だ。
焦凍はそんな仁美を安心させたくて、ギュッと手を握ってキスをした。

「…ん……。」
仁美の口の中に舌を入れた事はあまり無かった。
彼女が緊張してしまうから。
でも今のこの状況には、このキスが正解だ。

焦凍は止まらない衝動に、どんどん自分の唇を押し付けて舌を絡ませてくる。
仁美がどんどん押し付けてくる体に負けて、仁美はとうとう体を布団の上に倒した。
逃げ場の無くなった仁美の体は、ただ焦凍のキスを受け入れる位しか出来ない。

仁美の頭を掴んで、焦凍は気持ちが昂る感情に任せてキスを繰り返す。
自分の欲望だけを押し付けるキスは、今までしたどんなキスよりも焦凍を昂らせた。

ちゅっちゅっとリップ音が部屋の中に響きわたる。
その音を聞くだけで仁美の頭は沸騰した様に何も考えられなくなる。
さっきまであった恐怖心は、その部屋に充満している情欲の感情に飲み込まれて、いつの間にか仁美は自分から焦凍の舌を絡めていた。

こんなに長く焦凍とキスをした事が無かった。
いつもの触れるだけのキスと全然違う。
焦凍の舌が絡んでくる度に、仁美の下半身がギュッと痛んだ。

「……はぁ…焦凍……、なんか変……。」
唇が離れて自分を紅潮した顔で見上げる仁美に。
焦凍の何かが、プツリと切れた様だった。
「っ!仁美!」
「きゃあっ。」

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