• テキストサイズ

【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】

第8章 【ヒロアカ 】【自作】轟焦凍はしたい※轟焦凍【R18】


硬い畳の上に、仁美を押し倒す事も出来ずに、焦凍は布団を敷くと、その上に仁美を座らせた。
部屋の中に布団が登場するだけで、その場の空気は一層生々しく感じた。
2人はどうしていいのか分からずに、思わず向かい合って座っている。
お互いの顔を見るのも恥ずかしくて、仁美はぎゅっと握った自分の拳を見ていた。

「仁美、触るよ‥。」
緊張している仁美に、焦凍はなるべく声が強くならない様に、優しく問いかける。
焦凍の手が腕にかかり、そのまま仁美の顔に移動すると、仁美の体は手の動きに合わせて、ビクッとした。
少し震えている仁美の頬を触りながら、焦凍はたまらずキスをする。

さっさと同じ様に、歯を割って焦凍の舌が仁美の口の中に入ってくる。
絡める様に、舌を動かしている焦凍を、今度は受け入れる様に、仁美もその舌の動きに応える。
まだぎこちない2人のキスが、たまらず焦凍の気持ちを昂らせる。

仁美の顔にあった手は、そっと移動をして、後頭部と腰を掴むと、優しく仁美を布団に寝かせる。
頭がおかしくなりそうな感覚に、焦凍は必死で仁美にキスをしていると、離れた唇から仁美の声が漏れた。
「‥焦凍、私初めてだから‥。」
自分の口を腕で隠しながら、仁美は不安そうに焦凍に言った。

(知ってるから。)
上手く出来ないと言う事をいいたいのだろうが、初めてじゃなかったら、正常ではいられない。
「そうじゃねぇなら、その相手は氷の彫刻になってる。」
想像しただけでも胸糞悪い話に、焦凍は真面目な顔して仁美に言った。
/ 337ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp