【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】
第8章 【ヒロアカ 】【自作】轟焦凍はしたい※轟焦凍【R18】
「仁美‥。」
『雰囲気ば男の方から作ってあげるべき!』by葉隠【採用】
どのみち、仁美を前で、彼女に触れない何て選択肢は無い。
焦凍は仁美の頬に手をかけると、キスをする。
仁美も焦凍のキスに、目を瞑ってそれに十分に応えてくれる。
いつもならここで終わりの、触れるだけのキスだ。
しかし今日はどうしても焦凍は先に進みたい。
緊張で、仁美の顔を支えている手に、力が入る。
「っ!」
仁美の体がビクッと動いた。
「っ焦っ‥。」
びっくりして離れた唇を、再び焦凍は塞いだ。
ゆっくりと焦凍の舌が確かめる様に、仁美の口の中を動いていく。
ぎゅっと、焦凍の肩を掴む仁美の力が強くなった。
焦凍は薄っすら目を開けて、仁美を見ると、目をぎゅっと瞑っていて、顔は紅潮していた。
息が辛そうに、短い呼吸をしている。
仁美が息を付ける様に、やっと唇を少し離した。
「‥焦凍‥。」
恥ずかしさで顔を真っ赤にして、上目遣いで自分を見てくる仁美に理性が飛びそうになる。
『焦るな、焦るなよ!途中で理性吹っ飛んだら、全てが失敗する。』by砂藤【アイツは経験者だったのか!】
焦凍はグッと自分の拳を握ると、湧き上がる衝動を必死で抑えながら、冷静さを保とうとする。
「仁美に触りたい。」
焦凍はやっぱり仁美の確認を取る。
仁美の嫌がらる事は出来ないのだ。
仁美は困った様に焦凍から目を逸らした。
流石の仁美も、焦凍の言葉の意味を理解して、一生懸命考えてくれている様だ。
「‥でも、やっぱり早い気がする。」
目をぎゅっと瞑って、仁美は決心した様に言った。