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【現在HUNTER×2イルミリク執筆中】短編集【R18】

第7章 【ヒロアカ 】【自作】2人の秘密の関係※ホークス【R18】


「‥何がご希望で?」
ホークスは、手早くヴィランを捕らえると、仁美へ聞いた。
「‥‥‥。」
仁美はホークスには背を向けたまま、答えることは出来なかった。
ホークスが遅れてきた事に、納得が出来ていない様だった。

一瞬躊躇したのは、もし今回賭けに勝って、仁美にこの街を出ないで欲しいと言ったら。
その時に仁美はどうするのだろうと。
本当にくだらない事が頭をよぎってしまったからだ。
でもそんな事を仁美に言えないホークスは、ため息を吐いた。

事件も治り、後は事後処理を警察に引き継ぐだけだった。
それをホークスのキックサイドに任せて、ホークスは現場を離れる仁美の後を追った。
「仁美。」
仁美を呼んでも、彼女はやはり振り向かない。

いい加減その態度に、不安を覚えたホークスは、後ろから仁美を抱きしめると、そのまま飛び立った。
適当なビルの上に降りると、ホークスは仁美を離した。
「仁美。」
もう一度名前を呼んで、仁美の顔を自分に寄せた。

目に入った仁美の顔は、眉間に皺がよっていた。
「‥別に俺は手を抜いた訳じゃ無い。」
仁美の顔を覗き込みながら、ホークスはそう言うと、仁美から手を離した。
ホークスの手が離れて、仁美は大きくため息を吐いた。

「‥いざそうなると、すぐ思い付く事は無いね。」
少し悲しそうな顔で仁美は言った。
その仁美の言葉に、今度はホークスが目を細める。
「ゲームを楽しんでたのは俺だけか。」
ガッカリした様にホークスは言った。
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